奥村土牛資料室では、取材や調査をもとに土牛研究資料の充実に努めています。
お知らせ
奥村土牛のこころを残したい
その資料を使って映像化して、まずはYouTubeで発信
将来的には長編動画制作や本出版もめざしたい
日本画家・奥村土牛の調査研究には大きな問題があります。土牛を知る人たちが亡くなり、取材が困難になっています。これまで土牛の四男、奥村勝之と学芸員の窪田幸子さんが、自費で資料づくりに努めてきました。しかしながら個人での経済的負担は厳しく、我々も高齢になり、今実行しないと『土牛の真実』は永久に探究できなくなります。
この度、『一般社団法人 牛のあゆみ』メンバーに、テレビ番組で温もりあるヒューマンドキュメンタリーを制作してきた監督、西佳彦さんが加わりました。西さんは、NHKの『にっぽん縦断こころ旅』、NTV『ジャイアント馬場物語』、『ポール牧の鍋』、TXの『にっぽんの元気村』など、高品質な番組制作で高い評価を得ています。その西監督に『奥村土牛のこころ』を映像化してもらおうと考えています。
これから日本各地を取材する費用が不可欠です。土牛が生きていた時代にも、学芸員による研究発表はなされてきました。しかし、それらは偶像化された内容が多く、間違った記事も相当あり、息子として残念に思ってきました。土牛は「絵は人なり」の画家、人生なしに画道を語ることは出来ません。土牛を知る人たちが亡くなり、取材が困難になっています。一刻も早く調査を勧めなければ間に合わない状況です。
取材場所は、十和田湖、花巻、米沢、佐久、犬吠埼、東京、静岡、愛知、大阪、京都、奈良、那智、徳島、鹿児島など広範に渡ります。
クラウドファウンディングは終了しましたが、今後ともご支援は受け付けておりますので、一般社団法人牛のあゆみ https://ushinoayumi.or.jp までご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
お知らせ
令和6年6月20日に行いました当資料室による戸籍調査で、『牛のあゆみ』奥村土牛著 日本経済新聞社に「父は万延元年、名古屋で生まれた」と書かれておりますが、奥村土牛の父奥村金次郎は文久元年12月27日、母たまは文久2年12月22日で共に名古屋の生まれと判明いたしました。令和6年6月28日発表
Togyu Okumura Reference Room
資料をご希望の方はお問合せ下さい。今後も調査と取材を重ね資料充実に努めます。奥村土牛に関する情報がありましたらお知らせ下さい。宜しくお願い致します。
Father and me
文:奧村森
この連載シリーズは毎回、A4版で10枚程度の記事と写真で構成しています。
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